こっぱ人形 達磨
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寸法:Φ2.8cm H4.3cm
no.249

こっぱ(木片)を生かし、達磨を彫り出した木彫人形です。

こっぱ人形とは、今から約100年前に農民美術運動の中で生まれ、特に戦前の短い期間に集中的に制作された木彫の小さな人形のこと。

限られた木取りの中に、眉や鼻、口元を簡潔に刻み、彩色によって力強い表情を生み出しています。民藝的な素朴さと、どこか愛嬌を感じさせる佇まいが魅力的な一作です。

木肌の質感や色味から、相応の時代を経たものと推定されます。小ぶりなサイズで棚や机の片隅に収まり、日常に名もなき手仕事のあたたかさを添えてくれる達磨像です。

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農民美術
今から約100年前の大正8年(1919)、洋画家・山本鼎が長野県で提唱した農村工芸運動。ロシアで目にした農民手工芸に感銘を受け、農閑期の副業による生活の安定と、美術教育・農村工芸の普及を目的に、木彫や刺繍などの制作が始まった。不作や震災、戦争へと向かう厳しい時代のなかで広まり、一時は樺太から鹿児島まで全国に120か所以上の農民美術生産組合があった。太平洋戦争の開戦とともに、昭和10年(1935)頃、産業としての農民美術は開始からおよそ15年で一度終焉を迎えた。農民美術は、素朴な造形の中に当時の暮らしと人々の気配を宿し、今に静かに伝えている。
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