寸法:Φ7.5cm H2.6cm
no.037
鮮やかな黄地に、枝を舞う二羽の燕を描いた、珍しい九谷焼の文鎮です。
吉田屋様式を意識した色使いが印象的で、緑・紺青・茶の上絵が濃密に重なり合い、細やかな点描を施した地文様と響き合いながら、華やかさの中に落ち着きを備えた佇まいを見せています。
側面には、緑と黄を基調とした幾何学的な連続文様が巡らされ、整然としたリズムを添えています。麻の葉模様を連ねたような意匠は、吉祥性を感じさせる格調ある構成。天面の華やかさと側面の端正な文様とが呼応し、小品ながら完成度の高い仕上がりです。
共箱には「吉田屋窯 文鎮 九谷寛山」との書付が見られます。吉田屋様式の意匠を踏まえた作であることを示すものと考えられます。作は寛山。伝統様式を踏まえつつも、近代九谷らしい端正なまとめに、実用と装飾の均衡が感じられます。
掌に収まる小ぶりな姿ながら、机上に据えれば確かな存在感を放つ一品です。
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吉田屋窯
1824年に加賀・大聖寺の豪商 豊田伝右衛門(屋号・吉田屋)が開いた窯。古九谷の窯跡に隣接して築かれた、再興九谷諸窯のひとつに数えられる。古九谷の作風を強く受け継ぎ、緑・黄・紫・紺青を基調とする濃密な色使いと、花鳥・山水・草花などを描く装飾性豊かな画風が特徴。とりわけ青を主調とした「青手(青九谷)」の作風で知られる。窯の存続はわずか七年余りと短命だったが、その意匠と色彩は九谷焼の歴史に大きな影響を与え、後世に「吉田屋様式」として受け継がれている。
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